ゆみこ歯科通信
2018年6月7日 木曜日
学校検診と歯科医院で受ける歯科検診の違い
春に学校などで実施されたお子さんの学校検診の結果はご覧になりましたか?
結果が異常なしで安心されると思いますが異常なしだからと言って来年まで歯科医院に行かなくてよいということではありません。
【学校歯科検診】と【歯科医院で受ける歯科検診】何が異なるのでしょうか?
学校検診 | 歯科医院検診 | |
対象 | 集団 | 個人 |
目的 | 健康の課題を明らかにする | 治療や予防処置の方針を決める |
環境 | 照明や機器など設備上の制限がある | 十分な明るさの照明・レントゲンなどの機器が揃っている |
結果 | スクリーニング(ふるいわけ) | 確定診断 |
大きな違いは目的です。
学校での歯科検診はスクリーニングによって目で見てわかる範囲の問題を見つけ出し歯科医院の受診を進めたり保健指導に役立てます
学校での設備には限界があるため歯と歯の間の小さなむし歯まですべて確認するのは難しいのが現状です。
一方、歯科医院の検査は治療や予防方針を決めるものです。
見えないところにもあるむし歯や次に生えてくる永久歯の確認などもレントゲンで精密に検査します。
そのため、学校検診で異常なしでも歯科医院でむし歯が見つかったり異常があったりすることがあるのです。
予防と早期発見のためには歯科での定期的な検診が必要です。