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学校歯科検診結果のお知らせで 「歯ならび」「噛み合わせ」にチェックが入っていた 小学生、中学生、高校生並びにその保護者の方へ
2024年6月より
「歯科矯正診断」が保険でできるようになりました!
まずは相談!矯正が必要かどうか判断しましょう。
歯の並びやかみ合わせにチェックが入っている場合の歯並びの代表的なものは、
- 叢生(そうせい):歯が凸凹に並んでいる
- 下顎前突(いわゆる受け口)
- 上顎前突(上の歯が出ている)
- 開咬(前歯がかみ合わない)
等です。
歯ならびやかみ合わせは遺伝的な要因は大きいですが、見逃してはならないのが、
悪い癖によるもの(口腔習癖)や姿勢の悪さによるものです。
幼少期よりかかりつけ歯科において口腔のむし歯だけでなく機能の状態もみていると、
早期に口腔機能発達不全症を発見し、必要な指導を保険診療で受けることができます。
良い歯並びに育てましょう!
良い歯並びは見た目はもちろん、むし歯や歯肉の健康にもつながる究極の予防‼
『口腔育成』のすすめ
☆口腔習癖や姿勢による影響と口腔機能発達不全症☆
はじめに
歯列や咬合の不正は、現代の歯科医療において頻繁に見られる問題です。これらの不正は見た目の問題だけでなく、健康面でもさまざまな影響を及ぼします。歯並びやかみ合わせの不正の原因は遺伝だけでなく、日常生活の中での習慣や姿勢も大いに関係しています。
口腔習癖による影響
口腔習癖とは、無意識に行ってしまう口の中の悪い癖を指します。例えば、指しゃぶりや舌の突出、頬杖などが挙げられます。これらの習慣は、長期間続けると歯列や咬合に悪影響を及ぼします。



・指しゃぶり:上顎前突や開咬の原因になりやすい
・舌の突出 :前歯が前方に押し出され、開咬や叢生を引き起こす。
・頬杖 :下顎の歪みを誘発し、下顎前突や非対称性の原因となる。
姿勢の悪さによる影響
姿勢が悪いと、頭や首の位置がずれてしまい、口の中や顎の筋肉に不均衡が生じます。これが長期的に続くと、歯列や咬合にも影響を与えます。特に、常に前かがみの姿勢や片側だけを使うような姿勢は、歯列不正を助長する要因となります。
口腔機能発達不全症とは?
口腔機能発達不全症とは、口や顎の筋肉が正常に発達せず、機能が低下する状態を指します。この状態により、食事や発音に支障をきたすだけでなく、歯列やかみ合わせにも悪影響を及ぼします。例えば、口を開けっぱなしにする癖があると、口呼吸が習慣化し、上顎前突や開咬の原因となり得ます。また、歯並びが悪いと口腔の容積が減少し、呼吸がしやすいように顎を前に突き出したり横向き寝となり、姿勢や体の筋肉にも影響し、肩こりや頭痛を引き起こすこともあります。
口腔育成の重要性
歯列や咬合の不正を予防・改善するためには、早期からの口腔育成が非常に重要です。口腔育成とは、適切な口腔機能の発達を促し、健康な歯並びを育てるための一連の取り組みを指します。食事の際のお口の使い方、日常の姿勢、口呼吸ではなく鼻呼吸ができるようにする、唇をかんだりする癖をやめるなど、個別の対応が必要です。
歯科受診の重要性
定期的な歯科受診は、歯列や咬合の不正を早期に発見し、適切な対策を講じるために不可欠です。歯科医師は、口腔習癖や姿勢の改善方法を指導するだけでなく、必要に応じて矯正治療を提案します。また、口腔機能発達不全症が疑われる場合は、専門的な指導・日常生活習慣の改善等が必要です。
保護者の役割
保護者の皆様には、お子様の口腔育成において重要な役割があります。日常生活の中で悪い習慣を見直し、正しい姿勢を保つように指導することが大切です。また、歯科受診を定期的に行い、専門の指導を受けることをお勧めします。

訪問受付 | 随時受付 |
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訪問時間 | ご相談に応じます |
訪問範囲 | 半径16km以内 |
その他 |
姿勢や口腔習癖の指導、定期受診をして口腔育成をおこなっても歯並びが悪い場合は歯科矯正治療で整えることを検討しましょう。

見た目が良くなる=歯磨きがしやすくなる=むし歯や歯周病の予防につながる
矯正治療は原則として保険が適用されない自費診療です。
以下の場合は症状によって保険適用とされる場合があります。
・厚生労働大臣が定める疾患に起因した咬合異常(代表的なものは口唇裂・口蓋裂)
・前歯および小臼歯の永久歯のうち3歯以上の萌出不全に起因した咬合異常
(埋伏歯開窓術を必要とするもの)
・顎変形症(顎離断等の手術を必要とするものに限る)

施設・患者さんより直接医院にお電話していただきご予約下さい。


- 口腔ケアを受けると、口腔内の細菌数が減少し誤嚥性肺炎の発症率が明らかに下がることが報告されています。
また糖尿病と歯周病には密接な関係があり、歯周病が改善することにより糖尿病のコントロールにもいい影響があることは学会で報告されています。
口腔をいつも健康な状態に保ち、よく噛める状態を維持することは認知症の予防にも効果的です。
飲食や薬の飲みこみの機能を維持していくことで生活の質を維持できます。
口腔の健康は全身の健康とも密接なつながりを持っています。
身体的な理由で通院が困難な患者さんのために、歯科医師・歯科衛生士が直接、ご自宅・施設・病院等に伺い治療をする訪問診療を行っております。
基本的には、ご来院と同じ歯科治療を受けることができます。
診療器具、材料を持ち込み、虫歯や歯周病などの治療や、入れ歯の作製・調整・修理、口腔ケア等に対応しています。
口腔ケアは、お口のトラブルの予防だけでなく、食べることや話すことをサポートし、生活リズムをつくって、QOL(生活の質)を向上させる目的もあります。自分の口で「美味しく食べる」ことは、大きな楽しみであり、生きる意欲にも繋がります。
また、脳や身体も元気になります。
また、誤嚥性肺炎の予防や食べる楽しみの回復等、口腔機能の確認や口腔リハビリテーション・口腔マッサージも行います。
治療の方法は、身体の状態に合わせて無理なく安全に安心して訪問診療を受けていただくために、医療や介護の専門家との連携を行っております。費用は医療保険や介護保険が適用されます。
お口の状態は全身の健康に深く関わっています。皆様の笑顔が増えるようにお手伝いができればと思っております。
何かご心配な事やご不明な事がございましたら、どんなことでもお気軽にご相談下さい。
